【6/12 アウトプット】技術的虫歯の治療!?〜「技術的負債」の代替案〜
おはようございます、本日初投稿になります。いつものように、ITエンジニアリングの基本が分かる本を読んでいると、「技術的負債の返済」という言葉が出てきました。そこで今回は、このトピックに関連してジンジニアのてぃーびーさんがアウトプットしていらっしゃる以下の記事の感想をまとめたいと思います。
http://tbpgr.hatenablog.com/entry/2019/11/03/014129
(技術的負債が紛らわしいので改善対象となる設計不備に名前を付けたい Tbpgr Blogより)
1.「技術的負債」に代る言葉の必要性
【なぜ代替する必要があるか】
1)認識の統一
ITエンジニアリングの基本が分かる本では、「プロダクトの開発を続けているうちに必然的に溜まっていくもの」と定義されています。しかし、この言葉が生まれたルーツを辿れば色々な解釈があるみたいです。例えば、
・何らかの業務上の利益を得る為に、一時的に選択する好ましくない設計
・意図的なものもそうでないものも含む、設計不備全般
・不備のある設計のコード全般
下二つは似ていますが、意図的というニュアンスの有無が違いになります。このように、「技術的負債」という言葉一つとっても様々な解釈があるので、解釈を揃えようということです。
2)「技術的負債」という言葉の可燃性
例えば、
・他者が作成した好ましくない設計によるコードの後始末をした
・好ましくない設計をした人による影響で、障害対応に頭を悩ませた
「返済」には上記のようなパターンもあります。解決策としては、技術力の高い優秀なエンジニアのみを配置する等が考えられますが、現実的にそれは難しいです。結果、解決されないまま頭を悩ましている方を刺激する言葉が「技術的負債」なのではないかということです。ほお、勉強になります。
2.技術的虫歯という言葉
上記に挙げた二点のうち、1)の認識の統一がより重要になります。(可燃性よりも)
そこで、てぃーびーさんが新たに提唱する言葉は「技術的虫歯」です。
・設計不備は虫歯の餌になる→バグの増加
・虫歯が増えると食事に支障が出る→開発速度の低下
・悪化すると、歯がダメになる(腐る)→プロダクトの破綻
・悪くなる前に治療が必要→リファクタリングの必要性
確かに「虫歯」をメタファーとして用いることでわかりやすくなりました!今回はこの辺にします、ありがとうございました。