SoutoIkedaの気まぐれブログ

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【5/28 アウトプット④】 ITエンジニアリングの基本xLAPRAS HR TECH LAB

前回はナイル株式会社の事例をもとに、「採用広報」について考察しました。この活動を通して、認知獲得数を増やし、何より採用CVR(=面接への移行率)が大切であると書きました。今回の記事は、転職潜在層の母集団形成ができた後のアプローチに関する記事になります。せっかく、多くの候補者に自社を知ってもらった訳ですから、その中から自社で活躍してくれる魅力的な人材を採用したいですよね。

 

1)候補者体験を重視するということ

一般にCX(Candidate Experience)と呼ばれるものですね。このCXの共通見解は、「採用プロセスにおけるあらゆる候補者体験」のことを指すようですが、前回の記事でOX(=Operation Experience,非対面の候補者体験)というワードが出てきて混乱するかもしれないので、ここで定義を明確にしようと思います。

 

CX・・・対面(カジュアル面談や選考面接など)の候補者体験

OX・・・非対面(企業認知/面談日程調整などのやり取り)の候補者体験

 

とします。ITエンジニアリングの基本の中に出てくる

・1to1のスカウトではなく、スパムのようなスカウトメールが送られてきた・・悪いOX

・面接をすっぽかされた・・悪いCX

・「どうしても話をしたいです!」と言われて面談に行ったら、志望動機を聞かれた・・悪いCX

 

ということになります。ここで留意したいのは、エンジニアはTwitterを利用している人が多いので、悪いCX/OXがTwitterを通して、レバレッジがかかる形で拡散されてしまうことです。

なので、上記の真逆の行動を心がけたいものです。

 

ここまでは前置きでして、ここからLAPRAS HR TECH LABの記事を取り入れつつ少し踏み込んだ議論をしたいと思います。用いるのは以下の記事です。

hr-tech-lab.lapras.com

 

1to1のスカウトを書くとか、カジュアル面談では志望動機は聞かず候補者の疑問点解消に努めるとか色々ありますが、上記の記事は「良いCX/OXを実現するための施策」を挙げています。全部で3つ挙げていますが、個人的に面談のフィードバックは、面談の質をあげるために重要だと思います。あと少し極端ですが、カジュアル面談を終えた候補者に対してインタビューを実施するっていうケースもありますね。インタビューが1日何件もあり、超忙しそうにしている採用担当者をこれまで見てきました。それは良いとして、この記事は候補者が実際に入社し、従業員(Employee)になった後の体験にも触れています。

 

2)従業員体験(Employee Experience)を向上するということ

さあ、選考の過程で常に良好な関係を築いてきた候補者が入社することになりました。やはり、入社後も活躍して欲しいです。そのため、この従業員体験(Employee Experience)の向上は大事です。ここで以下の図を参照したい。

出典:LAPRAS HR TECH LAB 「今注目されているCX,EX,EVPとは?」

URL:  https://hr-tech-lab.lapras.com/knowhow-organization/cx-ex-evp/#Candidate_Experience_CX

 

従業員体験も、ONBOARD(いわゆるオンボーディング)からDEPARTまで全5段階に分かれるのですね。個人的には、一番最初のONBOARDが大事で、現にここに力を入れていらっしゃる企業が多いのではないかと思います。例えば、入社後研修とか、ウェルカムランチとかも含まれます。後この記事では、ダイアログ(対話)の導入とありますが、これも大事ですね。週次で一週間の振り返りmtgを実施して「一週間仕事をしてみての所感」を共有すること等色々な方法があると思いますが、大事です。2回言いました(笑)

 

最後に触れたいのが、上の図にも登場するEVP(Employee Value Proposition)です。EVP( Employee Value Proposition)とは、企業の業績に対する見返りとして社員が享受する報酬や福利厚生/ワークライフバランスのことです。読んで勉強になったのが、従業員体験( Employee Experience)を向上させるための一つの手段としてこのEVPが存在するということ。つまり、社員が仕事を通じてより良い報酬やワークライフバランスを享受することで、社員の日常的体験(今気づきましたが、従業員体験は仕事以外のあらゆる体験を指していました。)が向上するということですね。アメリカの「働きがいのある会社100社」に選ばれている会社が高い株式利益率を誇っているというデータがありますから、この事例を調べて見ると面白そうです。次回の投稿内容これにしようかなー。まあそれは、追々。

 

今日はこの辺にします!おやすみなさい。